2021年は猛烈に忙しかった…

近況報告です。

2021年12月4日に書いています。

何と前回の投稿が2020年10月という…ことに気が付きました!

柳原路耀BLOGってせっかく作っているのだから何か投稿しなくては、と思いつづけて一年以上放置してしまったという。

タイトルに「猛烈に忙しかった」と書きましたが、「忙しかった」という言葉は全然違うな、と思いながらもうまい言葉が見つからずこれになってます。

24時間365日働いたーって、そんな気分なのですが、もちろんそんなわけはありません。

ちゃんと寝てましたし、疲れてボーっとしてる時間もあったりしました。

ただなんというか、3つぐらいのことを常に考えながら「次はこれだ!」「今度はこれをやらなきゃ!」と、頭の休まる瞬間が少なかったので、猛烈とか、怒涛とか、そんな感覚で一年を過ごしたのでした。

3つというのは、

「らいおん配信サービス」ライブ配信・映像撮影の仕事。

②「東京朗読リレー」これは朗読らいおんの企画です。朗読らいおんは、劇団みたいな感じでやってるやつです。私が中心になってやっております。
実際、これも劇団という言葉ではククれないのですが、まだ柔らかい状態で形が定まっていないので、外から見える印象とは違うかもしれませんし、内側も日々変化しているので、印象とか実態とかどんどん変わっていくかもしれません。

③「小説」今年はかなりの時間を小説を書くことに使っています。2020年12月ごろから始めて、今ちょうど一年、予定していたものの三分の二まで進みました。
えーっと、中編小説です。一年かかってもこの一作が終わらないでいます。
しかし、忙しく他のことをしていたら、こんなもんです。特別に遅筆なわけではありません。
ささっと書ける早い人もいますが、私としては普通です。
長いこと小説に向き合ってなかったので、もうそろそろやらないと、「小説を書くつもりの人」になるので、無理やりに時間を作って書いています。
最初は長編小説を書くつもりでしたが、用意できる時間の関係上、中編にしました。(私の中の中編というのは400字詰原稿用紙150枚ぐらいです)
中編って、面白くなりにくい、と普段から思っているので迷いました。
もうほんとに現実との妥協点を探して決めた感じです。
面白くならなかったら(実力を出し切れなかったら)、わざわざ時間を作って書く意味ないじゃないか、とかいろいろ悩みました…
来年(2022年)1月からいろんな予定を入れています。今年みたいに時間を作ることはもうできないと思います。
あと一ヵ月で書きあがらなかったら、そのまま未完で終わる可能性があります。
それだけは避けたいので、なんとか…

そうそう、このブログに到達してこの記事を読んでいる人は、柳原路耀っていう小説家を目指してるっぽい人が、「なんとか時間を作って~」とか自己陶酔しながら面白くもない小説をさ、文学賞に応募したって一次で落選するんだろうからさ、片腹痛いわって思いながら読んでいるかもしれません。
まあ…そうです。
そうなんですが、そういう意味でこれを書いているわけではないんです。
「なんとか時間を作って~」
っていう状態をそのまま表現したかっただけなのです。
書いているものが「面白いか」「つまらないか」は度外視してほしいわけです。
ちなみに、「相当面白いものを書いている」という視点で読むと、「そうか~、なんとか時間を作っているのか、応援してるよ~」って気持ちになります。
まあ、ならなくていいわけですが、私が好きに小説を書いているだけなので笑

今これを書きながら、何が言いたいか自分でもわかってきました。
「賞に応募したって無理無理、小説家になんてなれるわけがないじゃん」
と言われたり、言われなくても内心思われてたりします。

それがですね、クリエイティブなことを続けていると(私の場合は小説)、そういう周りの人の冷ややかな見方とは全然違う基準で考えていたりします。
私の場合だと、文学賞(小さなやつ)を受賞した経験もあるので、自分がどれぐらいの実力かある程度わかっている…ということがあります。まあだいたい。
なので、賞に応募する以前に出来上がったものを自分で読んでみるとだいたい面白いか面白くないかわかります。
つまんなかったら応募しないかもしれないです。
今年はもうほんとに久しぶりにちゃんと小説に向き合っています。数字で言うと、8年ぶりです。脚本とか、ぐるっと一回り勉強してきたので、ここで一回書いてみると自分の実力を測れるというのがあります。
それをこの先の活動に活かしたいのです。

例えば小説を書いて文学賞に応募して、「作家を目指す!」という行為は、新人賞だと1000人とか応募してきますし、一次選考通過が1割の100人だったりします。
900人の中に入って落選すると、なんだかものすごく才能がないような気になって落ち込みますし、周りからも「ほらね、むりむり」と言われます。
新人賞という評価は、ゼロかヒャクかなので、中間の実力がほとんど測れません。
クリエイティブな挑戦をしたことがない人は「ゼロかヒャク」の価値観で判断しますし、クリエイティブなことを始めたばかりの人も、そういう評価にさらされて敗北感とか劣等感とかに苦しんだりします。

しかし、クリエイティブなことをある程度積み重ねてくると、そういう 「ゼロかヒャク」 でない価値観が出てくるので、自分だけの評価基準で判断する部分が出てくると思います。
今までこういうことを人に話したことがなかったので、急に思いついて書いてみました。
たまたまこの記事に出会って、「それある~!」って共感してくれる人もいるんじゃないかと思います。

と、いうわけで、今年の残りを頑張って小説を書くことに使いたいと思います!

書きあがったら、たぶん文学賞に応募します。
「絶対受賞してやるぞ!」とまでは思ってません笑
自分だけの評価基準があるのです笑!
それから、私の場合、書きあがってから熟成に一年ぐらいかけます。
評価がどうでもよくなった頃に応募しますし、実際どんなことを書いたか自分でも忘れます。忘れた頃に手直しする、という感じですね。

それからそれから、以前はよく「小説家になんてなれるわけないじゃん、無理無理」と言われましたが最近は言われないですね、「いいかげん本気で挑戦しなよ」と言われます。そういう周りの反応も「ゼロ」から段々と変化してきた気がします。
周りの人の反応が好意的だから望みの結果が出るというわけではないと思いますが、何事にも変化があって、継続することの価値や「自分だけの評価」を持つことが本当に大事だと思いませんか!?
と、ネットの片隅で「想い」を叫んでみる2021年12月です。

(トップに載せている写真は、記事とは関係ありません。一年前に撮った写真です。2022年は写真を撮りに行きたい!)